唾液について

こんにちは、歯科医師の大西です。
私は大学で唾液腺の研究もしています。ということで、今回は唾液のお話をしてみたいと思います。

成人の唾液分泌量は一日に1~1.5Lと言われています。意外に多い感じがしますね。

唾液の主な作用としては
①  歯の表面を洗い流す洗浄作用
②  菌の増殖を抑制する抗菌作用
③  歯の表面に酸に強い膜を作る被膜作用
④  歯の表面を中性にする緩衝作用
⑤  再石灰化作用
があります。このように唾液はさまざまな作用によって歯を虫歯から守っています。

ちなみに当院でも行われている舌側矯正は、表側矯正に比べて唾液の自浄作用を受けやすいため虫歯のリスクが低いとも言われています(それでも歯ブラシはしっかり行わないといけない)。

矯正期間中は虫歯のリスクも高くなりやすいですので、是非唾液の力を借りたいですね。

 

虫歯の原因は何??(その5)

前回その1〜4までに、虫歯の原因である ”細菌” と ”糖質” の2つについて説明してきました。

最後3つ目の原因である ”歯の◯” について説明します♪

 

ある兄弟のお話です。

同じ食生活をして、同じように歯磨きをしていても、一人は虫歯になったことがないのに対し、もう一人は虫歯がたくさんあります。

この二人の違いは何でしょう。

 

答えは、”歯の質” です!

歯の質は個人差があり、もともと “強い人”もいれば“弱い人”もいます。

やはり、“弱い人”は虫歯になりやすいです。

弱い人も強い人も虫歯予防のために、ある『アイテム』を毎日使って歯の質を強くしましょう。

その『アイテム』とは…『フッ素』です!

フッ素という言葉は、耳にしたことがある人が多いと思います。多くの歯磨き粉にも含まれていますよね。

主な役割は

①歯を強くする

②初期虫歯を再石灰化する

③虫歯の原因菌を抑制する

です。

フッ素を活用して虫歯予防をしましょう♪

 

次回は、定期的に塗るフッ素と毎日使えるフッ素についてお話しします。

あいうべ体操

こうざき歯列矯正クリニック 歯科衛生士の金井です。

以前、お口ポカン(口呼吸)で起こること、鼻呼吸の大切さをお伝えしました。

口呼吸になる原因は、

①鼻や喉の炎症

②口を閉じる力が弱い 

などがあります。

お口ポカンを治す対策として、

お口まわりの筋肉を鍛える事が効果的です!

今日はお口まわりの筋肉を鍛えるための

「あいうべ体操」をご紹介します!

・お口を大きく「あーいーうーべー」と動かします。声量は小さくて大丈夫ですが、出来るだけ大げさに動かします

・1セットずつ4秒程度でゆっくり動かします

・1日30セット(3分)を目標に!

お風呂で、トイレで、通勤通学の時間に。

どこでも出来ます。

お口まわりの筋肉を鍛えてお口ポカンを治しましょう!

虫歯の原因は何??(その4)

《今日からできる3つのポイント》

❶おやつの選択

(虫歯になりやすいおやつ、虫歯になりにくいおやつ)

❷飲み物の工夫

(おやつの時は無糖のお水やお茶)

❸食事は規則正しく決まった時間に

ダラダラ食べはNG

 

前回その3では “❷飲み物の工夫” についてお話ししました!

今日は“❸食事は規則正しく決まった時間に”についてお話しします。

 

《ご飯やおやつを食べる時間や回数について》

食事は“規則正しく決まった時間に食べる”ということが重要です。

私たちがご飯を食べると、糖質をエサにミュータンス菌が活発に活動します。

お口の中のpHも酸性に傾き、歯のミネラル成分が溶け出している状態になります。

でも安心してください。

ずっと溶けているわけではありません。

お口の中には “唾液” がありますよね。

唾液の働きによって酸を中和し、溶け出してしまったミネラル成分を元に戻す働きがあるんです!

実は唾液ってすごい力を持っていたのです!ご存知でしたか??

しかし唾液が一生懸命働いても、私たちがダラダラ飲んだり食べたりしていては、中和する前にまた酸性に傾き、お口の中はずっと酸性になってしまいます。

これは、虫歯になりやすい環境を自ら作り出していることになり、非常に危険です!

食事は決まった時間に食べ、おやつも決まった時間に食べましょう。

おやつやジュースもダラダラ食べるなんてことはNGです!

『虫歯の原因は何??(その1〜4)』まででお伝えした事を心がけて、虫歯のない健康的な毎日を過ごしましょう。

意外としらない? ホワイトニングについて③

こうざき歯列矯正クリニック 歯科医師の山口です。

今回は、ホワイトニングの種類についてお話していきます。

ホワイトニングには大きく分けて4種類あります。

1.オフィスホワイトニング

全ての施術を歯科医院で行うホワイトニングのことです。

高濃度の過酸化水素を使ったホワイトニング剤を使用するので、1回の施術で白さを大きくアップすることが可能です。

オフィスホワイトニングは一気に白くした分、比較的戻りが早いのも特徴です。

 

2.ホームホワイトニング

歯科医院で販売されているホワイトニング剤を入手し、自宅でマウスピースを使って行うホワイトニングのことです。

オフィスホワイトニングに比べると扱える過酸化水素濃度が低いため、効果を実感するまで2週間〜1ヶ月程度かかります。白くなるスピードはゆっくりですが、毎日じっくり薬剤を浸透させることができるので、後戻りもゆっくりです。

 

3.デュアルホワイトニング

オフィスホワイトニングを行い、補助的にホームホワイトニングを行うホワイトニングのことです。オフィスホワイトニングで一気に白さをアップした後、ホームホワイトニングでじっくり白さを高めていきます。効果の実感も早く、後戻りが遅いというメリットがあります。

 

4.セルフホワイトニング

歯科医師の在籍しないサロンなどで行うホワイトニングです。過酸化水素を使ったホワイトニングは認められておらず、施術も自分で行う形式です。主にステイン除去が目的の薬剤となり、ホワイトニング後のステインケアとして後戻りを抑えるために利用するのが効果的です。

 

次回は、歯科医院で行うホワイトニングと、サロンで行うホワイトニングの違いについてもう少し詳しくお話します。​

意外としらない? ホワイトニングについて②

こうざき歯列矯正クリニック 歯科医師の山口です。

今回は、ホワイトニングの仕組みについてお話していきます。

 

ホワイトニングには2つの働きがあります。

 

1つ目は、歯に着色した色素の分解です。

ホワイトニング剤の歯を白くする主成分は、一般的にオキシドールとして知られている過酸化水素です。消毒用のオキシドールは3%過酸化水素水ですが、ホワイトニングでは30〜35%程度の過酸化水素水を使用します。この過酸化水素は、歯の表面に沈着した着色物質を無色透明に分解する作用があります。これにより、黄ばみなどの染み付いた色素が、薄く目立たなくなります。

この過程は、皆さんが普段洗濯の時、漂白剤を用いて洋服を漂白するのと同じです。

2つ目は、歯の表面を曇りガラス状にします。

歯の表面はエナメル質で覆われており、その内部に黄色みがかった象牙質があります。エナメル質は半透明であるため、象牙質が透けて見えると、黄ばんで見えます。ホワイトニング剤には、歯の表面のエナメル質を曇りガラス状にする効果があるので、象牙質が透けにくくなり、歯が白く見える作用があります。

エナメル質を透明にするだけでは、歯は白く見えないんですね。

 

次回は、ホワイトニングの種類についてのお話です。​

歯ブラシの選び方

みなさんはいつもどんな歯ブラシを使っていますか?

ひとことに「歯ブラシ」と言っても色々な種類があります。

歯ブラシの大きさ、毛の硬さ、毛の種類…。

自分に合った歯ブラシを選べていますか?

普段使っている歯ブラシを一度確認してみましょう。

まず、歯ブラシの大きさ。

歯ブラシはあまり大きすぎると奥歯や細かい部分に毛先が当たらず磨き残しが出来やすくなってしまいます。目安として、毛が生えているヘッドの部分が下の前歯2本分の長さ、又は自分の親指の幅くらいのものが良いです。

次に毛の硬さ。自分のお口の状態に合わせ選びましょう。何も問題なければ「ふつう」で良いです。

最後に毛の種類。

人工毛や天然毛(豚毛、馬毛)があります。

 

天然毛は吸水性が高く、乾燥するのに時間がかかってしまうので、人工毛の方が丈夫で乾燥しやすくおすすめです。

どうでしたか?今使っている歯ブラシは自分に合ったものでしたか?

違った方は次回歯ブラシを買う際、ぜひ参考にしてみてくださいね。

虫歯の原因は何??(その3)

前回のその2では ”おやつの選択” についてお話ししました!

覚えていますか??

 

《今日からできる3つのポイント》

❶おやつの選択

(虫歯になりやすいおやつ、虫歯になりにくいおやつ)

❷飲み物の工夫

(虫歯になりやすいおやつの時は無糖のお水やお茶)

❸食事は規則正しく決まった時間に

ダラダラ食べはNG

 

今日は❷についてお話ししますね!

チョコレートなど虫歯になりやすいおやつを食べるときは、一緒に飲む飲み物を工夫してあげましょう♪

具体的に、どうしたらいいかというと…

 

◯ 水やお茶(緑茶、麦茶)など

 “無糖” の飲み物と一緒に飲む。

見た目は透明な水でも、味の付いたもの(○ーグリーナ、い○はす など)もあるので注意。

 

△× 牛乳や100%フルーツジュースなど

人工の砂糖は入っていなくても、自然の糖分が入っているため注意。

 

× スポーツドリンク、乳酸飲料

とてもたくさん砂糖が入っているため注意。

 

もう一つ、注意が必要な飲み物は炭酸です。

ミュータンス菌が作り出すものを覚えていますか?

そう、”酸”。

炭酸もその名の通り”酸”が入っています。

口の中が酸性に傾くことで虫歯になりやすい環境が出来てしまうため、無糖の炭酸水も注意が必要なのです。

 

ちなみにジュース類を絶対に飲んではいけないという訳ではありません。

飲んだ後に歯磨きをすればOKです。

歯磨きが難しい時は水で強めに“うがい” をするだけでも違います!

それでは次回は❸についてお話しいたします♫

虫歯の原因は何??(その2)

以前『虫歯の原因は何??(その1)』では ”歯垢(細菌の塊)” についてお話ししました。

覚えていますか??

覚えてない方は過去のブログをご覧ください。

それでは、今日は2つ目の原因である ”糖質” についてお話します♪

糖質は、お菓子などに含まれる人工のお砂糖のことだけではなく、ご飯や牛乳、果物などの自然の糖分など、多くの食べ物の中に含まれています。

前回、口の中にはものすごーーく沢山の細菌がいて、その中の1つが虫歯の原因菌であるミュータンス菌であることをお話をしましたね。

ミュータンス菌と糖質がどう関係しているのか、虫歯のでき方について説明します。

①ミュータンス菌が、糖質をエサにしてネバネバしたグルカンという物質をつくり、歯にくっついてプラーク(歯垢)になる

②プラークの中で菌は増殖し、糖分をエサに歯を溶かす酸を作り出す

③酸によって、エナメル質の表面からカルシウムやリンなどミネラル成分が溶け出し、歯に穴があいていく(虫歯)

糖質はミュータンス菌のエサです。

でも生きるために、糖質を摂らないわけにはいきません…

糖質の摂り方を工夫するには、どうしたら良いと思いますか?考えてみましょう!

《今日からできる3つのポイント》

❶おやつの選択

(虫歯になりやすいおやつ、虫歯になりにくいおやつ)

❷飲み物の工夫

(虫歯になりやすいおやつの時は無糖のお水やお茶)

❸食事は規則正しく決まった時間に

ダラダラ食べはNG

 

今日は❶についてお話ししますね!

⑴おやつの種類について

おやつにも、虫歯になりやすいおやつ と 虫歯になりにくいおやつがあります。

✖️キャラメル、飴、ソフトキャンディなど

《砂糖を多く含んでいて、口の中にいる時間が長いため、歯が溶ける時間も長い》

✖︎チョコレート、クッキー、ケーキ、菓子パンなど

《砂糖を多く含んでいて、歯にくっついて残りやすい》

▲プリン、ゼリー、ヨーグルト、アイスクリームなど

《砂糖を多く含んでいるが、口の中に残りにくいため、✖︎のものよりも歯が溶ける時間が短い》

△果物、せんべいなど

《自然の糖分で、食べかすも残りにくい》

おやつも特徴を理解し、選択して食べれば虫歯になるリスクが少し下がります!

でもどんなおやつでも、食べたら必ず歯磨きしましょうね!

 

歯と声

去年ヒットした映画「ボへ◯◯ン・ラプソディー」皆さん観ましたか?

気になっていたのですが、映画館に行くタイミングが合わず観れていませんでした。
そしてついに先日レンタルして観ました!!

(観ていない方はネタバレ注意⚠︎)
映画の最初の方で主人公が歌声をメンバーに聴かせるシーンがありましたね。
その時に「こういう歯だから、声がよく響くんだ」というような事を主人公が言っていました。

主人公がそう言っていたように歯と声は強く関連しています。
声帯が振動することにより声という「音」が作られますが、そこから「言葉」に作り変えるのは舌、唇、歯が関係します。
発音する時に舌が歯に接触するものの例として「さ」「た」「ら」他にもあります。
これは全部少しずつ舌と歯が当たる位置が違います。
普段あまり意識しない発音のこと、一度意識しながら話してみるのも良いかもしれませんね!

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