【告白】重い理由

成人矯正・小児矯正に対応。
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コラム

【告白】重い理由

こんにちは院長の神崎です。今日は個人的な内容のコラムです。重いお話ですが誰にでも関係する内容なので、この場をお借りしました。

私が「入浴擤鼻」という、一見すると地味で誰も注目しない習慣を広めたい理由は、決して流行やビジネスのためではありません。もっと個人的で、もっと重い理由です。

私の母の姉、つまり叔母は、10年以上にわたって高度の認知症の状態で生き続けています。家族のことも、妹である私の母のことも、誰一人として認識できません。ただ呼吸をし、心拍があり、「ただ生きている」という事実だけが続いています。

叔母は、私が子供の頃とても聡明で、優しく、私を本当に可愛がってくれた人でした。頭が良く、会話も知的で、いわゆる「できる大人」でした。そんな叔母の記憶の中に、今の私は存在しません。

最後に会ったのは10年以上前、叔父の葬儀の時です。その時すでに認知症は始まっており、私の知っている叔母はそこにはいませんでした。目の前にいるのは、外見だけが叔母で、中身が抜け落ちた別人でした。例えるなら、豪華な本の表紙だけが残り、中のページがすべて白紙になったような状態です。

一方で、妹である私の母は90歳を超えた今も、認知障害の兆候はまったくありません。同じ遺伝背景、同じ時代を生き、同じような環境で育った姉妹なのに、人生の後半でここまで差が出る。この現実を前にして、「運」や「たまたま」で片付ける気にはなれませんでした。

その違いは何なのか。それを知りたいと思ったことが、私が改めて認知症について深く調べ始めたきっかけです。

調べれば調べるほど、はっきりしてきたことがあります。認知症、特にアルツハイマー病は、「年を取ってから突然起こる病気」ではありません。もっとずっと前、若い頃、あるいは子供の頃からの生活習慣の積み重ねが、静かに、しかし確実に影響しています。

正直に言います。知れば知るほど、「私自身も既に手遅れなのではないか?」と思いました。認知症は、気づいた時にはすでに長い時間をかけて進行している。氷山の一角が水面に出てきた時には、水面下の巨大な塊はもう完成している。そんな病気です。

さらに、高齢化が進む社会で、認知症が本人だけでなく、家族、医療、介護、そして次の世代の子供たちに与える負担がどれほど大きいかを知り、正直、恐ろしくなりました。

ただ、怖がって立ち止まっても、状況は1ミリも良くなりません。

今日が人生で一番若い日です。ならば、今できることをやるしかない。そう考えて、まずは自分の生活習慣を変えることから始めようと決めました。

その過程で分かったのが、「私は認知症の治療はできないが、予防には関われる」という事実です。そして、その予防に、私の仕事である矯正歯科、上気道、呼吸、そして鼻呼吸が深く関係しているという現実でした。

入浴擤鼻は魔法ではありません。一回やったから何かが劇的に変わるわけでもありません。でも、歯磨きと同じです。やらなければ確実に悪化し、やり続ければ静かに未来を変える習慣です。

私は、叔母のように「ただ生きている」状態になる人を一人でも減らしたい。そのために、自分ができることを、嘘をつかず、誇張せず、地道に伝えていきます。派手さはありませんが、これが私の覚悟です。

ポーラスター矯正歯科センター北(こうざき歯列矯正クリニック)横浜

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