幼稚園~小学校低学年の矯正治療
矯正って「習い事」?
ウチの子にできる?
本当に「今」必要?
早くに始める「メリットがある子」と「そうでない子」、もちろん皆が同じな訳がありません!
その子の性格や気持ちも大切です。
100人いれば100通りの方法が有ります。
「(矯正を)やるやらないは置いといて、、、」
将来の歯並びがどうなるのか知りたい。
子を持つ親なら皆そう思います。
ちゃんとお口を開けられる子とご両親が一緒なら、先々の予測も可能です。
年齢が上がるほど予測は正確になりますので、一年毎に相談するのも良いと思います。
症状によっては、簡易的な方法でお試しの矯正を行う方法もあります。
本人が嫌がったら無理せずもう少し大きくなってから。
小児矯正治療
この時期の治療は、今後生えてくる永久歯がなるべく良い状態で生える様にするための矯正治療が行われます。
例えば、顎が小さく永久歯が入りきらない様なら、顎を大きくする治療や奥歯を後ろに動かして全体が収まりやすい環境にする治療です。
また、噛み合わせが深い場合や反対咬合(受け口)の場合はその改善のための治療を行います。
通常1年半~2年くらい治療を行い、その後は永久歯が生え揃うまで半年~1年毎に経過観察を行っていきます。
小児矯正を行うことにより、永久歯の治療がより良いものとなります。
最近のお子さんの歯並びや顎の状態は、小児矯正だけですむケースは非常に稀です。
始める時期の目安:乳歯の一番後ろから6歳臼歯が生え、前歯が数本生え替わった頃
小児矯正治療の現実
小児矯正とは
小児矯正とは、歯の生え変わりの時期に行う矯正治療のことです。
歯列矯正は大人になってからでも可能ですが、小児の時期から矯正を行うことによってより理想的な治療を行うことが出来る場合があります。
大人は顎の成長が終了しているので、その条件の中で歯を動かす矯正治療になりますが、小児はまだ成長段階にあるので、ある程度顎の成長をコントロールしながら矯正治療を行うことが出来ます。
小児矯正(子供の矯正)を始める時期
子供の矯正は、顎の骨が成長する6歳~14歳までの間に行うと有効です。(個人差があります)
この時期に矯正を行うことによって上下の顎の大きさのバランス、歯と顎の大きさのバランスをコントロールする事が可能です。(症状により異なります)
小児矯正のメリット
- 顎の成長をコントロール出来るため、より良い治療結果につながる。
- 歯を抜かずに治療出来る可能性が高くなる。
- 永久歯に生え変わってから再度仕上げの矯正治療が必要となった場合でも、矯正の治療期間が短くなり、より良い治療結果につながりやすい。
小児矯正のデメリット
- 永久歯への生え代わりや顎の成長が終わる15歳前後まで経過を観察する必要があるため、矯正期間が長くなることが多い。
小児矯正を受けた方が良い症状とは
- 受け口
- 極度の上顎前突 (出っ歯)
- 開咬 (奥歯でしっかり噛んでも前歯が開いている状態)
- 歯の生えてきた位置が悪い
- 顎が左右どちらかにずれている場合
- 歯の数が少ない
- 生えてこれない歯がある
「早期発見、早期治療」
大抵の病気は、早く見つけて早く治したり、病気になる前に予防する事が大切です。
しかし、歯並びや噛み合わせに関しては、他の「病気」とは少し違います。
成長期の子供たちは、絶えず変わり続けるという事、良い意味でも悪い意味でも変わりやすいのです。
早期に始めても早くは終わりません。
その後の成長によって変わってしまうからです。
大抵の場合、小学生になってからでも十分に間に合いますが、早期に分かっていれば「いつ何をすれば良いか?」が分かります。
もしご心配であれば、小学生になる前でも「待っていて大丈夫かどうか」という事を確認しに来て下さい。
そうすれば、一番効果的な時期をお伝えできると思います。
きっと安心して頂けると思います。