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小児歯科コラム
子どもの歯が抜け始めるのは何歳から?乳歯から永久歯への生え替わりの時期と順番
公開日:2026.10.22
監修:大田(日本小児歯科学会)
子どもの乳歯は何歳から抜け始めるのでしょうか?
乳歯が抜ける時期や順番、6歳臼歯が生えるタイミング、永久歯への生え替わりが終わる年齢について、小児歯科専門医がわかりやすく解説します。
生え替わりで気をつけたい変化や、歯科医院への相談の目安もご紹介します。
こんな方におすすめの記事です
- 乳歯が抜け始める時期のお子様を持つ保護者の方
- 永久歯への生え替わりの順番や時期が気になる方
- お子様の歯の生え方について心配されている方
子どもの歯は何歳から抜け始めるのでしょうか?
乳歯は一般的に6歳前後から抜け始め、12歳頃までに永久歯へと生え替わっていきます。
お子様の乳歯が初めてグラグラし始めたとき、「もう大人の歯が生えてくるのね」と、成長を感じられる保護者の方も多いのではないでしょうか。
その一方で、「周りのお友達はもう歯が抜けているのに、うちの子はまだ抜けない」「乳歯が抜けたのに、なかなか永久歯が生えてこない」と心配になることもあると思います。
乳歯から永久歯への生え替わりは、お子様の成長発育に伴って起こる自然な変化です。
ただし、すべての乳歯が必ず順調に抜けて、永久歯が正しい位置に生えてくるとは限りません。
乳歯がうまく抜けなかったり、永久歯が本来の位置とは違うところから生えてきたりすることもあります。
だからこそ、保護者の皆様には、乳歯が抜ける時期や永久歯が生える順番を知っておいていただきたいと思っています。
生え替わりの基本的な流れを知っていると、お子様のお口の中で起きている変化にも気づきやすくなります。
乳歯はどの歯から抜け始めるのでしょうか?
一般的に、最初に抜ける乳歯は下の前歯です。
早いお子様では、5歳半頃から下の前歯がグラグラし始め、6歳前後に抜けることがあります。
ただし、乳歯が抜け始める時期は、お子様一人ひとりで異なります。
同じ年齢でも、すでに何本か乳歯が抜けているお子様もいれば、まだ乳歯がしっかり残っているお子様もいます。
また、一般的には男の子よりも女の子の方が、生え替わりの時期がやや早い傾向があります。
このように、歯の生え替わりには個人差がありますので、周りのお友達と同じ時期に歯が抜けないからといって、それだけで心配する必要はありません。
大切なのは、周りのお子様と比べることよりも、ご自身のお子様の歯がどのように変化しているかを見ていくことです。

6歳頃に生えてくる「6歳臼歯」とは?
6歳臼歯は、乳歯が抜けて生え替わる歯ではなく、乳歯の一番奥に新しく生えてくる永久歯です。
6歳頃になると、乳歯の一番奥のさらに後ろから、新しい奥歯が生えてきます。
この歯は「第一大臼歯」といい、一般的には「6歳臼歯」と呼ばれています。
乳歯から永久歯への生え替わりというと、乳歯が抜けた場所に大人の歯が生えてくることを想像されるかもしれません。
ところが、6歳臼歯は少し違います。
乳歯が抜けることなく、その奥に新しく生えてくるのです。
そのため、保護者の方が気づかないうちに、永久歯が生え始めていることもあります。

6歳臼歯で気をつけたいこと
6歳臼歯は噛み合わせの土台となる大切な歯ですが、虫歯になりやすいため注意が必要です。
6歳臼歯は、お口の一番奥に生えてきます。生えたての永久歯の事を専門用語で「幼若永久歯」と呼び、生えてから時間の経った永久歯と比べるとむし歯になり易い特徴があります。
また、6歳臼歯は奥にあるため歯ブラシが届きにくく、歯磨きが難しい場所です。
「まだ乳歯が抜けていないから、永久歯は生えていない」と思っていると、奥に生えてきた6歳臼歯を見落としてしまうかもしれません。
お子様の歯磨きを見守るときには、前歯だけでなく、一番奥の歯のさらに後ろにも目を向けてみてください。
新しく生えてきた永久歯に気づくことも、お子様の歯の健康を守るうえで大切なことだと思います。

乳歯は何歳頃までに永久歯へ生え替わるのでしょうか?
乳歯から永久歯への生え替わりは、一般的に6歳頃から始まり、12歳頃まで続きます。
11歳から12歳頃になると、乳歯はほぼすべて永久歯へと生え替わります。
つまり、乳歯が最初に抜け始めてから、すべての乳歯が生え替わるまでには、数年間かかるということです。
その間、お子様のお口の中には、乳歯と永久歯が一緒に並んでいる時期があります。
生え替わりは一度に終わるものではなく、成長に伴って少しずつ進んでいきます。
12歳頃にも新しい奥歯が生えてきます
12歳から13歳頃には、「第二大臼歯」という永久歯が生えてきます。
第二大臼歯は、6歳頃に生えてきた第一大臼歯のさらに奥に位置する歯です。
この第二大臼歯まで生えそろうと、親知らずを除いた永久歯が、ほぼすべて生えた状態になります。
乳歯がすべて抜けたら歯の生え替わりは終わり、と思われるかもしれませんが、その後にも新しく生えてくる永久歯があることを知っておいてください。

歯の生え替わりが遅いときは、歯科医院に相談した方がいいですか?
生え替わりの時期には個人差がありますが、左右の歯の生え方が大きく違う場合や、乳歯が抜けてから半年以上たっても永久歯が生えてこない場合には、一度歯科医院へ相談しましょう。
乳歯が抜ける時期が多少早かったり遅かったりすることはあります。
ただし、次のような変化が見られる場合には注意していただきたいと思います。
- 左右で乳歯や永久歯の生え方が大きく違う
- 乳歯が抜けてから半年以上たっても永久歯が生えてこない
乳歯が抜けたあと、なかなか永久歯が見えてこないと、「このまま待っていても大丈夫なのかな」と気になることもあるでしょう。
生え替わりには個人差がありますので、必ずしも同じ年齢、同じ順番で進むわけではありません。
一方で、乳歯がうまく抜けなかったり、永久歯が正しい位置から生えてこなかったりすることもあります。
気になる変化があるときは、単に生え替わりが遅いと決めつけず、歯科医院で相談していただければと思います。
まとめ|乳歯から永久歯への生え替わりを見守りましょう
お子様の歯の生え替わりで大切なのは、一般的な時期や順番を知り、ご自身のお子様の成長に合わせて変化を見守ることです。
乳歯は一般的に6歳前後から下の前歯を中心に抜け始め、12歳頃までに永久歯へ生え替わっていきます。
また、6歳頃には乳歯の奥に第一大臼歯が、12歳から13歳頃には第二大臼歯が生えてきます。
多くのお子様は順調に生え替わりますが、すべての歯が必ず自然に正しい位置へ生えてくるとは限りません。
歯の生え替わりは、お子様の成長を感じられる大切な時期です。
周りのお子様との違いを気にしすぎず、ご自身のお子様のお口の変化を見守っていただきたいと思います。
そして、左右の生え方が大きく違う場合や、乳歯が抜けてから半年以上たっても永久歯が生えてこない場合には、一度歯科医院で相談してみてください。
お子様一人ひとりの成長発育を大切にしながら、保護者の皆様と一緒に、子どもたちの歯の健康を考えていきたいと思っています。

監修者
| 歯科医師 | 大田 |
|---|---|
| 経歴 | 昭和大学(現:昭和医科大学)歯学部 卒業
同大学歯科病院にて臨床研修 修了 同大学大学院 歯学研究科 小児成育歯科学講座 修了 ポーラスター矯正歯科・小児歯科 たまプラーザ 入職(非常勤) 日本小児歯科学会 認定医取得 日本小児歯科学会 専門医取得 ポーラスター矯正歯科・小児歯科たまプラーザ院 常勤医として勤務 昭和医科大学歯学部小児成育歯科学講座 兼任講師 |
| 資格 | 歯科医師【小児歯科専門医】 |
| 所属歯科学会 | 日本小児歯科学会 |
