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「噛むこと」「噛めること」

「ウチの子は食事の時に噛まずに丸飲みしているので心配」と、患者様のお母様から相談がありました。「噛まずに丸飲みしているので体重が多いのでは?」とおっしゃっていました。

そこで、「丸飲みと肥満」について調べたところ、「丸飲みと肥満」には統計的な関連がありました。

噛まずに丸飲みとする(=噛む回数が少ない)と、脳の視床下部と云うところの満腹中枢が刺激されないため、充分な量の食事では足りなく感じてしまい過食になります。また、噛む回数が少ない事で交感神経が刺激されず、脂肪の消費が少なくなり、脂肪が蓄積されてしまいます。

小学生の後半から中学生までに奥歯が生え変わり、中学生以降に成長量や運動量が増えることで体脂肪率が減る事が多いため、一概には言えない部分もありますが、小学生の後半で乳歯(子どもの歯)の奥歯が抜け、永久歯(大人の歯)が生えそろうまでは、噛める歯の数も減ってしまうため時間をかけないと食べ物も噛み砕けません。

そこで「噛まずに丸飲み」が習慣となってしまう事が問題です。

子供の時に「噛まずに丸飲み」が習慣化してしまうと、大人になってもその習慣が残るかも知れません。

体に入るカロリーと消費される脂肪は相対的な関係で、カロリーが多くても消費される脂肪も多ければ肥満にはなりません。一方、食べ物のカロリーが多く、消費されるカロリーが少なければ、脂肪がたまるので肥満につながります。(よく耳にするカロリーとは、食べ物の中のエネルギーの事です。)

更に、「食べる早さ」など普段からの習慣も肥満に関連がありました。(厚生労働省 生活習慣病予防のための健康情報サイトより抜粋)

愛知県内に住む3569歳(平均年齢48歳)の成人(男性3,737人、女性1,005人)を対象とした調査では、「食べる早さ」と「肥満度(BMIBody Mass Index)」には高い関連があり、「食べる早さ」が早いと、「肥満度」は増える傾向が認められました。

また、大阪府と秋田県に住む成人3,287人(平均年齢53.4歳)に対して行われた調査では、「食べる早さ」早いに加えて「お腹いっぱい食べる」とBMIとの関連が分析されました。その結果「早食い」の習慣を持つ人か「お腹いっぱい食べる」習慣を持つ人はBMIが高く、その両方の「早食いでお腹いっぱい食べる」習慣を持つ人はさらにBMIが高いことがわかりました。

肥満度(BMIBody Mass Index)とは、よくスポーツクラブやジムなどで目にする体重と身長から算出される肥満度を表す国際的な体格指数です。年齢により値が違い、多いほど肥満傾向があります。「BMI」は子供向けには「カウプ指数」と言いますが、どちらも同じ式で計算します。

お子様や自分のカウプ指数やBMIを計算してみましょう。→カウプ指数計算サイト

  • 乳児(3ヵ月以後):16~18.
  • 幼児満1歳: 15.5~17.5.
  • 満1歳~満2歳: 15~17.
  • 満3~5歳: 14.5~16.5.
  • 学童期: 18~22
  • 成人:22

ご家庭でできる事として、以下の事に気をつけて頂くのが有効です。

  1. 一回の食事の時間をかけ、最低15分以上は噛む時間に費やす
  2. おやつや食事の際のカロリーを減らす、麺類など噛まないメニューを減らす
  3. 車での移動を控え、徒歩や自転車で運動量を増やす

患者様からのご質問をキッカケに整理させて頂きました。

マウスピース矯正は「外して食事ができる」ので、人生で最も大切な食事生活を楽しみ、健康への妨げを減らす事ができます。

ポーラスター矯正歯科・センター北(こうざき歯列矯正クリニック)横浜

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