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コラム
開咬は“歯並びの問題”ではありません
開咬が治らない本当の理由|原因は歯ではなく「呼吸と機能」にある
開咬は“歯並びの問題”ではありません
「開咬(前歯が噛み合わない状態)は矯正で治りますか?」
この質問に対する答えは、少し注意が必要です。
👉 歯は動かせるが、原因が残れば再発する
つまり開咬は、
歯並びではなく“呼吸・舌・機能”の問題です。
開咬とは?(簡単に理解)
開咬とは、上下の前歯にすき間があり、噛み合わない状態です。
よくある症状
- 前歯で噛み切れない
- 発音しづらい
- 見た目が気になる
なぜ開咬になるのか?|よくある3つの原因
① 舌のクセ(舌突出)
舌が前に出ることで、前歯が押し出されます。
② 口呼吸(鼻閉)
鼻が詰まっていると、口呼吸になります。
すると:
- 舌が下がる
- 上あごが狭くなる
- 噛み合わせが開く
👉 開咬の大きな原因の一つです
③ 小児口腔機能発達不全症
「食べる・飲み込む・呼吸する」機能がうまく育っていない状態です。
👉 開咬はこの“結果”として現れることがあります。
なぜ矯正しても再発するのか?
よくあるケースです。
- 矯正で一度は閉じる
- しばらくするとまた開く
その理由はシンプルです。
👉 原因(呼吸・舌)が変わっていないから
【家庭でチェック】舌癖・口呼吸のサイン
ここは非常に重要です。
家庭でもある程度の気づきが可能です。
✔ 舌癖チェック(当てはまるものは要注意)
- 何もしていない時、口がポカンと開いている
- 舌が前歯に当たっている・押している
- 飲み込む時に口元に力が入る(口が動く)
- 発音が不明瞭(特にサ行・タ行)
- 食事中にくちゃくちゃ音がする
👉 1つでも当てはまれば機能の問題の可能性あり
✔ 鼻閉・口呼吸チェック
- いつも口が開いている
- 寝ているとき口呼吸・いびき
- 朝起きると口が乾いている
- 鼻水・鼻づまりが多い
- 風邪でもないのに鼻が通りにくい
👉 鼻の通りが悪いと開咬リスクが高まります
【重要】見落とされやすい「鼻」の問題
鼻が詰まる
→ 口呼吸になる
→ 舌が下がる
→ 歯並びが崩れる
👉 開咬は“呼吸の影響”を強く受ける不正咬合です
今日からできる対策|入浴擤鼻という習慣
ご家庭でできるシンプルな対策としておすすめなのが、
▶ 入浴擤鼻(お風呂で鼻をかむ)
メリット
- 鼻が通りやすくなる
- 粘膜がやわらかくなる
- 子どもでも習慣化しやすい
👉 口呼吸改善の第一歩
※片側ずつ、やさしく行うのがポイントです
治療の考え方|世界基準は「原因から治す」
現在のグローバルスタンダードは明確です。
👉 「歯ではなく原因を治療する」
主なアプローチ
- 舌トレーニング(MFT)
- 呼吸改善
- 習癖の修正
- 矯正治療・外科(必要に応じて)
当院の取り組み|小児歯科専門医+耳鼻科連携
開咬は、単独の診療科では対応しきれないことがあります。
✔ 小児歯科専門医による評価
- 舌・嚥下・発音のチェック
- 成長に応じた介入
✔ 耳鼻科との連携
- 鼻閉の評価・治療
- アレルギーや慢性鼻炎への対応
👉 「歯・機能・呼吸」を一体で診ることが重要です
医療の課題|なぜ見逃されるのか
現実には、
- 歯科 → 歯並び
- 耳鼻科 → 鼻
- 小児科 → 全身
と分断されています。
その結果、
👉 原因(機能)と結果(歯並び)が別々に扱われる
まとめ|開咬を本当に治すために必要なこと
✔ 開咬は歯並びの問題ではない
✔ 舌と呼吸(鼻)が深く関係する
✔ 矯正だけでは再発することがある
✔ 家庭での早期気づきが重要
✔ 多職種連携がカギ
最後に
開咬は「見た目」だけの問題ではありません。
その背景には、
呼吸・舌・成長といった機能の問題があります。
ご家庭でのちょっとした気づきが、
将来の大きな治療を防ぐことにつながります。
まずは、
- 口が閉じているか
- 鼻で呼吸できているか
- 舌の位置は正しいか
を見てみてください。
それが最初の一歩になります。

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