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コラム
その歯並び、本当に歯だけの問題ですか?
私が歯並びの相談で大切にしていること。
― 実は「歯」より先に見るべきポイントがあります ―
「歯並びが気になる」――その感覚は正しいです。
矯正歯科専門医の神崎です。お子さんの歯並びが気になって来院される保護者の方は、決して少なくありません。
- 歯がガタガタしてきた
- 前歯が出ている気がする
- 噛み合わせが浅いように見える
こうした気づきは、とても大切なサインです。
ただ、私たちは診察の際、
歯そのものを見る前に、必ず確認していることがあります。
歯並びは「毎日の使い方」で少しずつ決まります
歯は骨に埋まっていて、動かないものだと思われがちです。
しかし実際には、歯はとても環境の影響を受けやすい存在です。
特に影響が大きいのが、
- どこで息をしているか(鼻か、口か)
- 舌がどこにあるか
- 口が自然に閉じているか
といった、何もしていないときの状態です。
口呼吸が続くと、歯にどんな力がかかるのか
本来、安静時には
- 口は閉じている
- 舌は上あごに軽く触れている
この状態で、舌は内側から歯列を支えています。
ところが口呼吸が習慣になると、
- 口が開きやすくなる
- 舌が下に落ちる
- 上あごへの刺激が減る
結果として、歯は
内側からの支えを失い、外側から押される力が強くなる状態になります。
この状態が毎日、何年も続くとどうなるでしょうか。
歯並びや噛み合わせが変わってくる理由
この力のバランスの崩れによって、次のような変化が起こりやすくなります。
- 前歯が前に出てくる
- 前歯が噛み合わなくなる
- 歯が並ぶ幅が狭くなる
- 噛み合わせが浅くなる
これらはすべて、
歯が悪いから起きているのではありません。
口の使い方の結果として現れている現象です。
矯正治療をしても「後戻り」することがある理由
矯正治療によって、歯をきれいに並べることは可能です。
しかし、
- 口呼吸が続いている
- 舌の位置が変わっていない
こうした状態が残っていると、
歯には治療後も元の位置に戻ろうとする力がかかり続けます。
その結果、
- 前歯が再び開いてくる
- 歯の隙間ができる
といった「後戻り」が起こります。
これは治療が失敗したのではなく、
歯を動かした後の環境が変わっていないことが原因です。
ここで初めて出てくる診断名
ここまでお読みいただいた内容を、
医学的にひとつにまとめた呼び名があります。
それが小児口腔機能発達不全症です。
これは「病気」というより、
成長の過程で身につくはずだった
正しい口の使い方が、うまく育っていない状態
を整理した診断名です。
当院がこの視点を大切にしている理由
当院では、歯並びを整える事だけを目的にはしていません。
- なぜ歯並びが乱れたのか
- なぜその噛み合わせになったのか
- どうすれば安定するのか
この「原因」と「環境」を整えることが、
結果として歯並びを守ることにつながると考えています。
まとめ
- 歯並びの乱れは、口の使い方の結果として起こる
- 口呼吸は歯列や噛み合わせに大きく影響する
- 矯正後の後戻りは、環境が変わらないことで起こる
- 小児口腔機能発達不全症は、その状態を整理した診断名
歯並びの治療とは、
歯だけを見ることではなく、成長環境を整えることです。
当院では、歯とともに「呼吸」「舌」「口の使い方」まで含めて診ています。
歯並びについて気になることがあれば、安心してご相談ください。

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