こうざき歯列矯正クリニックでの取り組み

こんにちは。
院長の神崎です。
 
新型コロナウイルによる非常事態宣言は解除されたものの、歯科医院での感染リスクを不安に感じる方もいらっしゃるかと思います。

ではなぜ「歯科医院で感染リスクが高いのでは?」と感じられるのでしょうか。
 
それは「感染リスクは感染者と距離が大きな要因」だからだと考えられます。
 
こうざき歯列矯正クリニックでは、マスクの着用、使い捨てエプロン、使い捨てグローブ、患者さまごとの器材の滅菌消毒、などといった感染対策を行なっています。
とはいえ、もちろん患者さまとの距離は近く、患者さまはマスクを外して治療を行う為、感染リスクが完全にゼロというわけではありません。
 
以前から歯科医院では、専用の機械で水を噴射して歯を削ったりする際に発生するエアロゾルが感染リスクを広める可能性があることは言われていますが、新型コロナウイルス問題でより一層注目されている今、当院で感染者を出さないために行なっている事をご紹介いたします。
そして来院される患者さまは、ご協力をお願いいたします。
 
 
まず、当院では少しでも人との接触を少なくするために、原則患者さまご本人のみでの来院をお願いしています。
 
①入り口
 手指消毒をしていただきます。(アルコールアレルギーを除く)
 
②受付
 診察券をお預かりしていません。受付スタッフにお名前を教えてください。
 
③待合室
 患者さま同士が離れて過ごせるよう、椅子の配置を変更しました。
 ウォーターサーバー、キッズコーナー、雑誌、絵本、も使用禁止です。
 
④歯磨きコーナー
 閉鎖中ですのでご来院前に必ず歯磨きをしてください。
 
⑤診療室
 密閉空間を避けるため、扉を開けたまま診療させていただく場合があります。
 
⑥ドアノブなど
 手が触れる部分には接触感染対策シートを貼っています。
 
⑦診療開始時
 イソジンにてうがいをお願いしています。
 ヨードアレルギーの方はお申し出てください。
 
⑧クリーニング
 飛沫を防ぐため現在クリーニングは行いません。
 ご理解の程よろしくお願い致します。
 
⑨診療後
 ご自身で診察券に次回の予約日を記入してください。
 使用済みのペンは消毒いたします。
 
緊急事態宣言は解除されましたが、これからは新しい生活様式を意識した行動がとても重要です。
より安全で心身ともに健康的な生活が送るために、一人一人の意識と努力が大切ですね。

いま できること

こうざき歯列矯正クリニック 院長の神崎です。

新型コロナウイルスの感染が世界に拡大し、日本政府からも緊急事態宣言が発令されました。

新型コロナウイルス感染症はいまだ不明な点も多く、潜伏期間が1~14日といわれ、多くの場合が軽傷もしくは無症状と言われています。
したがって、感染していることに気づかないまま行動している人も多数いると考えられ、身近に感染のリスクがあってもおかしくありません。
よって、外出自粛やテレワークなど、人と人の接触を控える動きが求められています。

医療の現場においては、改めて「スタンダードプレコーション」の重要性が意識されています。
では、スタンダードプレコーションとは、何でしょうか?

【スタンダードプレコーションとは】
汗以外の体液や血液、傷のある皮膚、粘膜など湿性の生体物質をすべて感染性があるものとして取り扱うことを意味します。
新型コロナウイルスの感染経路は、飛沫感染および接触感染といわれており、医療現場において日々スタンダードプレコーションを意識し、感染源を断つことはとても重要です。
まずは歯科医療現場において行われている、代表的な感染予防をご紹介したいと思います。

 
【滅菌と消毒の違い】
まず、殺菌するという意味で滅菌や消毒という言葉がありますが、それぞれ少し意味合いが違います。
生存状態の微生物を死滅させることが殺菌作用であり、作用の強さによって滅菌と消毒にわけられます。
①滅菌とは
すべての微生物を殺滅または除去することです。
「芽胞」と云う、一部の細菌が増殖に適さない環境になった時に形成する、耐久性の高い特殊な状態になったものも含めて全てのウイルスや細菌を取り除けます。
②消毒とは
目的とする病原性微生物を死滅させるか、あるいはその病原性を弱めて感染力を消滅させる方法です。
芽胞は完全に殺滅できない煮沸消毒法や、有効な対象微生物が限定されている薬液消毒法などが消毒に属します。
 
【代表的な滅菌、消毒法について】
①滅菌法
・高圧蒸気滅菌法(オートクレーブ滅菌法)
高圧下で水の沸点を上昇させることで殺菌力を高めた湿熱滅菌法です。
滅菌器内を2気圧まで上昇させ、121℃以上の飽和水蒸気で20分間以上処理を行います。
100℃では死滅しない芽胞を形成する細菌に対しても有効です。
耐熱性、耐水性のない器具の滅菌には適しませんが、滅菌法の中で確実性、安全性、簡便性、経済性に優れ、最も確実で普及されている方法です。
 ・ガス滅菌法
エチレンオキサイドガス(EOG)やホルマリンガスの強力な酸化作用を利用しています。
すべての微生物に対して有効な滅菌法です。
EOGの高い浸透力と低温で効果を有することから、加熱、加湿により変形などの品質変化を起こすプラスチック製器具、材料の滅菌に適しています。
 
②消毒法
・消毒用エタノール
アルコール類の中でもエタノールとイソプロパノールが殺菌作用が強く、70%のエタノールあるいはイソプロパノールが消毒薬として用いられています。
なお80%以上の濃度では抗菌活性が低下します。
対象微生物は芽胞を除く広範囲の微生物に有効であり、しかも、その効果発現は迅速です。
手指の消毒や歯科ユニット(診察台)の清掃に有効です。
 
上記の滅菌、消毒法は当院の器具、材料、診療室の消毒にも用いられており感染対策を徹底しています。
 
【院内感染を防止するには】
3つの要素、病原体(感染源)、伝播経路(感染経路)、宿主(感受性)を考慮する必要があります。
この3つの条件が重なると、感染が成立し、ウイルス拡大蔓延の可能性が高くなってしまいます。
感染防止には、この3つの条件を成立させないことが重要です。
 
当院の感染予防対策として
・患者様ごとの使用器具の滅菌と保管
・患者様ごとの医療者の手洗いや手指の消毒
・診療中の換気
・歯科ユニット使用毎に、触れた部位のアルコール消毒
・患者様への検温と行動歴の問診
・患者様へうがいのご協力のお願い
・医院滞在時間の短縮
・来院間隔の延長
を行っています。
 
新型コロナウイルスの感染拡大は今がとても重要な期間です。
当院では感染予防を徹底してまいりますので、ご協力よろしくお願い申し上げます。

【細菌とウイルス】
菌とは細菌、ウイルスとは全く異なるものです。
新型コロナウイルスを正しく理解するためにも、細菌とウイルスの違いについて説明します。
 
【細菌】
例えば、飲みかけのジュースをそのままずっと置いておくと腐りますよね。
この「腐る」という状態は、細菌がそのジュースに混入し、含まれている糖分を「えさ」として勝手に分裂・増殖し、“細菌だらけ”になったことを意味します。
生物の増殖には自分のDNA(遺伝子)を複製・増殖させる必要があります。
細菌は周りに「えさ」さえあればどこでも簡単に自分のDNAを複製・増殖させ、繁殖することができる生物と言えます。
 
【ウイルス】
「中にDNA(またはRNA)という遺伝子が1、2本入ったカプセル」という非常にシンプルな粒子です。
細菌のように自ら「えさ」を食べて自分のDNAを増殖させるような機能はもっていませんから、いくらウイルスの多いところにジュースを置いておいてもウイルスが増殖することはありません。
微生物に分類されますが、厳密には「生物」ではないのです。
 
【ウイルスの増殖】
ウイルスは他の生物の細胞の中に入り込み、その細胞がもっているDNAやRNAの増殖機構を借りて、自分のDNA(またはRNA)を増殖させます。
すなわち、他の生物の細胞の中に侵入して「寄生」しないと増えることができないのです。
ですから一般的には「ウイルスは他人の細胞の中で悪さ(増殖)し、細菌は他人の細胞の外で悪さ(増殖)する」と言えます。

【細菌とウイルスの違いによる反応や治療方法】
細菌とウイルスの違いにより、体の防御反応(免疫反応)や治療方法が大きく変わってきます。
私たちの体の中で、細菌に対しては白血球の中の「好中球」という細胞が主体となって防御し、ウイルスに対しては主にリンパ球(とくに細胞傷害性Tリンパ球)が防御にあたります。
血液検査を受けて、医師から「白血球が高いですね」と言われた場合、それは一般に「好中球」の上昇を意味しています。
すなわち、「好中球が細菌と戦うために増殖している」=「細菌による感染症の可能性が高い」ということです。
治療薬としては、細菌に対しては「抗菌薬(抗生物質)」が用いられます。
抗菌薬にはさまざまな種類があり、皆さんも病院や歯科医院で「化膿止め」として処方されたことがあるでしょう。
 
一方、ウイルスには、ウイルスが細胞の中で増えることができなくする抗ウイルス薬と、ウイルスに対する人の体の抵抗力を強くするワクチンやグロブリンがあります。

抗ウイルス薬は種類が少なく、薬で対応できるウイルスはかなり限定されます。
皆さんが目にするのは、抗インフルエンザウイルス薬か、口唇ヘルペス(口の周りにできる、痛痒い水疱状の感染症)に処方される抗ヘルペスウイルスの軟膏くらいでしょうか。
「かぜ」の原因となる種々のウイルス(インフルエンザウイルスとは異なる)や、胃腸炎をおこすノロウイルスに対する抗ウイルス薬は、ほとんど開発されていません。
したがって、「かぜ」や「ウイルス性胃腸炎」に対しては、その症状を緩和する薬が処方されるだけで、ウイルスそのものをやっつける薬は目にしません。
 
新型コロナウイルスに対する抗ウイルス薬は、世界中で開発が進んでいて実用化の手前まで来ています。

通常は実用化には時間がかかりますが、世界中の科学者が協力し合い薬が実用化され、早くパンデミックが収束することを願うばかりです。

【いま できること】
では、私たちが「いま できること」っていったい何でしょうか。
「なってから治す」に頼るのではなく、私たち一人一人が、人との接触を減らし、手洗いうがいを徹底することです。
いまの行動が今後の自分自身、大切な誰か、そして世界中の人々に影響を及ぼすのです。
その影響が良い影響であるように「いま できること」を頑張りましょう。

意外と知らない?ホワイトニングについて

こんにちは。院長の神崎です。

結婚式といった大切なライフイベントに合わせて、歯並びだけでなく歯の色も美しくしたい。
講演やプレゼンテーションなど、人前で話す機会に備えて歯を白くしたい。

最​近、矯正治療と同時に歯のホワイトニングを希望される方が増えています。
ホワイトニングを“アンチエイジング”として捉える方もいます。
子どもの頃の歯は、きれいな乳白色です。
それが年を重ねていくに従って、だんだんと黄ばみが出てきます。
ホワイトニングに限らず、口の中をケアすること全般が若さを保つことに直結するので、ある意味、歯科医療全てがアンチエイジングと言えるかもしれませんね。

しかし、ご自身でどんなに一生懸命歯を磨いて口腔ケアしたとしても、歯の着色は避けられません。

 

【ホワイトニングの仕組み】
ホワイトニングには2つの方法があります。

①歯に着色した色素の分解
ホワイトニング剤の歯を白くする主成分は、一般的にオキシドールとして知られている過酸化水素です。
消毒用のオキシドールは3%過酸化水素水ですが、ホワイトニングでは30〜35%程度の過酸化水素水を使用します。
この過酸化水素は、歯の表面に沈着した着色物質を無色透明に分解する作用があります。
これにより、黄ばみなどの染み付いた色素が薄く目立たなくなります。
この過程は、皆さんが普段洗濯の時、漂白剤を用いて洋服を漂白するのと同じです。

②歯の表面の処理
歯の表面はエナメル質で覆われており、その内部に黄色みがかった象牙質があります。
エナメル質は半透明であるため、象牙質が透けて見えると、黄ばんで見えます。
ホワイトニング剤には、歯の表面のエナメル質を曇りガラス状にする効果があるので、黄色みがかった象牙質が透けにくくなり、歯が白く見えるようになります。

 

【ホワイトニングの種類】
ホワイトニングには大きく分けて4種類。

①ホームホワイトニング
歯科医院で販売されているホワイトニング剤を入手し、自宅でマウスピースを使って行うホワイトニングのことです。
オフィスホワイトニングに比べると扱える過酸化水素濃度が低いため、効果を実感するまで2週間〜1ヶ月程度かかります。
白くなるスピードはゆっくりですが、毎日じっくり薬剤を浸透させて歯の内部を白くしていくことができます。
後戻りもゆっくりです。

②オフィスホワイトニング
全ての施術を歯科医院で行うホワイトニングのことです。
歯の表面のエナメル質を曇りガラス状にすることができる施術のため、1回の施術で白さを大きくアップすることが可能です。
オフィスホワイトニングは一気に白くした分、比較的戻りが早いのも特徴です。

③デュアルホワイトニング
ホームホワイトニングとオフィスホワイトニングの両方を行うホワイトニングのことです。
ホームホワイトニングで歯の内部をしっかり白くして、オフィスホワイトニングで歯の表面の処理を行なうため、効果の実感も早く後戻りが遅いという双方のメリットを兼ね備えています。

④セルフホワイトニング
歯科医師の在籍しないサロンなどで行うホワイトニングです。
過酸化水素を使ったホワイトニングは認められておらず、施術も自分で行う形式です。
主にステイン除去が目的の薬剤となり、ホワイトニング後のステインケアとして後戻りを抑えるために利用するのが効果的です。

 

【歯科医院とサロンの違い】
審美歯科治療の代名詞ともいわれる「ホワイトニング」は、歯科だけでなく美容分野でも欠かせない分野となっています。
また、「ホワイトニング」という言葉に明確な定義がないため、口腔ケア商品として市販されているホワイトニング用歯磨剤、研磨剤や洗口剤でも歯科治療で行うのと同じ「ホワイトニング」に分類され、幅広く認知されています。
最近では、美容院やエステサロンでもホワイトニングを取り入れているところも徐々に増えてきているようです。
ここで疑問なのが、通常歯科医院で行われるべきはずの「ホワイトニング」を美容院やエステサロンでもできるのか?ということです。
もちろん、歯科医院で行われているホワイトニングと同じことを、美容院やエステサロンでは行うことはできません。
それは、歯科で使用するホワイトニングの薬剤には「過酸化水素」という歯科医院でしか扱うことのできない薬品が使用されているためです。この薬品は、薬機法と云う法律でキチンと安全性や取り扱い方法が管理され、厚生労働省の認可を受けたものです。
歯科において歯を白くするというのは、過酸化水素を使ってエナメル質から象牙質表層まで達し、歯の内部まで着色した色素を分解すること。
つまり、薬液が歯の内部に入り込んで、歯の色を根本から漂白できる「本当のホワイト二ング」というのは、歯科医院でしかできないことになります。

それでは、美容業界で行っている「ホワイトニング」とは何なのでしょうか? 

歯科医院以外で使用されているホワイトニングの薬剤は「ポリリン酸」です。
ポリリン酸は色素分解酵素の一つで、食品添加物としても、冷凍食品、ハム、ソーセージなどにも使用されることもあり、劇物等の使用制限をされていないために誰でも使用することができます。
このポリリン酸は、とくに有効なキレート作用(=体内の有害物質を排出しやすい形に変える働き)を有しますが、過酸化水素のように象牙質の近くまで入り込むことはなくエナメル質表層の色素のみ分解するため、一般的にはその効果は小さいといえます。
したがってポリリン酸の効果は、歯科医院において歯の表面をクリーニングする程度と考えられます。

 

【ホワイトニングの“後戻り”】
ホワイトニングの後戻りとは、簡単に言うとホワイトニングする前の歯の色へと戻ってしまうことです。
ホワイトニングには後戻りがつきものですが、これを軽減することで白さを長く保つことができます。
後戻りには2種類あります。

①再着色による後戻り
歯は飲食などによって、いつも着色しやすい環境にさらされています。
したがってホワイトニング後も時間の経過とともに元の色へと戻っていきます。
しかし、食生活やセルフケアを工夫したりすることで、後戻りを遅らせることが可能です。

②再石灰化による後戻り
ホワイトニング剤の働きでエナメル質を曇りガラス状にすることはお伝えしましたが、こちらも時間の経過とともに元の表面状態に戻っていきます。
エナメル質はミネラル分の消失(脱灰)と再形成(再石灰化)を繰り返していて、この再石灰化の作用によって、元のような表面に戻っていきます。

 

 【“後戻り”を軽減するためには】
ホワイトニングを終えた直後から歯は着色したり、エナメル質の状態が元に戻ったりします。
そのため、後戻りを少なくすることが白さをキープする上で1番大切です。

①ホワイトニング直後は要注意!
ホワイトニング直後は、歯の表面を覆うペリクルといわれるタンパク質の膜が過酸化水素によって剥がされているため、特に着色しやすい状態です。
唾液中の成分によってペリクルが再生されるには約1日かかります。

②着色しやすい食べ物に注意!
着色しやすい食事を好んでとっている方は、食生活を少し変えるだけでぐっと後戻りを軽減できます。

③沈着する前に着色汚れをケア!
着色汚れ(ステイン)は、歯の表面のペリクルに色がつき、これが積み重なると歯の内部に沈着していきます。
したがって、汚れが沈着する前にしっかりとケアすることで、後戻りを軽減できます。
着色汚れを除去する歯磨き粉や、歯医者さんでの定期的なクリーニングをすることで、沈着を防ぐことができます。

④定期的なメンテナンスで白さをキープ!
半年くらいを目安に、定期的な追加のホワイトニングをすることによって、白さのレベルをキープします。 

 

【ホワイトニング中に気をつけたい食事】
ホワイトニングで白い歯を手に入れても、食事に気をつけなければまた着色汚れがついてしまいます。
ホワイトニング直後は特に注意が必要です。
ホワイトニング後いつも通りに食事をとることは問題ありませんが、白さを維持するためには着色しやすい食品は避けることをお勧めします。

では具体的にどのようなものが着色しやすいのでしょうか。

①唾液に色がつく食材や調味料
例:しょう油、お味噌、ソース、焼肉ダレ、緑黄色野菜etc
一般に、食材や調味料そのものの色が濃いものは唾液に色がつきやすく、その唾液の色が歯に着色してしまいます。
調味料は塩やハーブスパイスにすると良いかもしれません。

②ポリフェノールやアントシアニンを含む食品
例:赤ワイン、ブドウ、チョコレート、イチゴ、ブルーベリーetc
ポリフェノールを多く含む食品は着色汚れが最もつきやすいため、特にホワイトニング後は避けましょう。

③タンニン、カテキンを含む食品
例:コーヒー、ウーロン茶、紅茶、緑茶、ほうじ茶etc
タンニンもポリフェノールの一種です。
食器に茶渋がつくように、歯を着色する可能性があります。

④イソフラボンを含む食品
例:豆腐、納豆、豆乳etc
イソフラボンもポリフェノールの一種です。
ポリフェノールは歯に色素沈着を起こしやすい物質のため、元の食品の色が濃くなくても、歯の黄ばみに結びつきます。
豆腐などは色が白く着色しにくいようにみえますが、実は注意が必要です。

⑤酸性食品
例:お酢、トマト、レモン、わさび、からし、マスタード、ケチャップ、カレー(香辛料) etc
歯に刺激となるような酸性の強い食品は避けた方が良いでしょう。
特にお酢や柑橘系の原料を使ったドレッシング、ビタミンCを含んだ栄養ドリンクや炭酸飲料などは避けるようにしましょう。

 

【着色しにくい食事】
ホワイトニング中に避けた方が良い食べ物は、唾液に色がつくような色の濃いもの、タンニンやポリフェノールを含むもの、刺激の強い酸性食品です。
それをもとに、朝食、昼食、夕食にお勧めのメニューをいくつかご紹介いたします。

ポイントはなるべく色が薄い、もしくは白い食べ物を選んで食べることです。

~朝食~
食パンにはジャムではなく、バターやマーガリンで牛乳と一緒に。

~昼食~
ランチにパスタを食べるなら、白いホワイトクリームソース系を選びましょう。
ソースを使わないペペロンチーノもおすすめです。
ラーメンなら、醤油や味噌よりも塩ラーメンを食べましょう。

~夕食~
白米は問題ありません。
焼き肉や焼き鳥は、塩かコショウで味付けします。
白身魚のソテーも良さそうです。
レタス、大根などを使ったサラダは問題ありませんが、酸性のトマトは入れないようにしましょう。
ドレッシングはお酢がマイルドなマヨネーズなどがおすすめ。
そして、唐辛子の色素が強いキムチは避けます。
飲み物は、白ワイン、日本酒や焼酎。
最も着色しない飲み物は水です。
おつまみは、白い乳製品=チーズなどが良いでしょう。

 

【着色の強い食べ物を食べたときの対処法】
いくら注意していても、着色しやすい食べ物を食べることはあると思います。
そんな場合でも慌てずに対処する方法があります。

①着色しやすい食事をしたら
すぐに歯を磨くことが大事です。
着色汚れ(ステイン)除去用歯磨き粉や、ホワイトニング用歯磨き粉などを使うとさらによいでしょう。
また、歯医者さんで定期的なクリーニングを受けるようにするとより安心です。

② 着色しやすい食事をとる前の対処法
どうしても食べたいものがあるときは、コップ一杯の水を飲んでから食べるという方法があります。
口腔内が乾いているほうが着色しやすいので、湿らせてから食べることで着色しにくい環境を作ります。

歯の白さをキープするポイントは、食生活の改善とセルフケア(着色汚れ(ステイン)が沈着するのを未然に防ぐこと)が大切です。
でも、食事内容に神経質になりすぎないように、上手にコントロールしながらホワイトニングを楽しみましょう。

 

【着色や汚れを防ぐ歯磨き粉の選び方】
着色しやすい食事を摂ったときの対処法としてやはり歯磨きが大切です。
歯磨き粉選びのポイントは3つ。

①研磨剤のマイルドなもの
研磨剤の成分が強いと汚れをしっかり落とせると思いがちですが、実はエナメル質の表面に細かい傷を付けてしまうことになり、かえって着色しやすくなります。
研磨剤の粒子が細かいものや、研磨剤を使っていない歯磨き粉を選びましょう。

②ハイドロキシアパタイト配合
ハイドロキシアパタイトには、歯の再石灰化(ミネラル分の再形成)を促す作用があります。
これにより、歯の表面の細かい傷なども修復されステインが沈着しにくくなります。
また、歯垢を落とす作用もあります。

③ポリエチレングリコール配合
ポリエチレングリコールは、歯の黄ばみを落とす成分となります。
特に、喫煙などによる黄ばみの除去に効果が期待できます。

 

歯磨きは、虫歯予防だけではなくホワイトニングにとっても重要だということがお分かり頂けたと思います。

歯磨きの仕方についての確認や、歯ブラシだけでは落とせない汚れをクリーニングするため、ぜひ歯科医院を受診してみてください。

矯正治療を始める前に知っておいていただきたいこと

こんにちは。院長の神崎です。

矯正治療は1日や2日で終わる簡単な治療ではなく、年単位で歯並びを変えていく大掛かりな治療と言えます。
ライフスタイルや受験等のライフイベントだけではなく、料金の問題はもちろん、本人のやる気が必要とされるため、なかなか矯正治療を始める一歩が踏み出せない方も多くいらっしゃるようです。

矯正治療を検討されているご家族の方に、
「矯正治療を始めるにあたって、親としてどんなことに気をつければよいでしょうか?」
と質問されることがよくあります。
私はいつも、
「矯正と教育は同じです。時には励まして、お子さんのやる気を持続させることが必要です」
とお答えしています。

その他にも矯正治療を始める前に知っておいていただきたいことがありますのでご紹介いたします。

 

【家族のサポート】

矯正歯科治療の期間中は、日常的に矯正装置を入れたり、毎日の丁寧な歯磨きや定期的な通院が必要になったりと、治療する本人の努力や根気が求められることが多くなります。
そのため、治療のスタートにあたっては、お子さん自身に自発的な意思のあることが大切です。
しかし、いざ治療が始まると、慣れない矯正装置の違和感などで、お子さんがやる気をなくしてしまうこともあるでしょう。
そんなときは、食べものをしっかり噛んでおいしく食べられる幸せや、きれいな笑顔で人と接することのできる素晴らしさなどを話し、そのための第一歩が矯正歯科治療であることを伝えて、励ましてあげてください。

​矯正歯科治療の場合は一般歯科治療と違って、矯正装置を自分で着脱する必要が出てくる場合があります。
中でも「装置を1日12時間つけてください」などといわれたときは、それをきちんと守らないと治療の効果があがりません。
治療をお子さんだけに任せず、時に励まし時に注意を促しながら、お子さんのやる気を支えてあげてください。

​​また、食後の歯磨きを忘れないよう、家族でサポートしてあげることも大切です。
特に固定式の矯正装置を使っている場合は、24時間装置が口の中に入っているので、食べた後、歯磨きを丁寧にしないと、むし歯や歯肉炎になりがちです。
治療の途中でむし歯ができると、場合によっては途中で装置を外して、むし歯の治療を優先することにもなりかねません。
そうならないように、例えば食後に親子一緒に歯磨きをする習慣をつけてみてはいかがでしょうか。

 

【痛みに対する不安】

痛みに対する不安も多いのではないでしょうか。
痛みの感じ方には個人差があります。
慣れると気にならなくなることがほとんどです。
矯正歯科治療の初期段階では、あらかじめ歯列の形に調節したワイヤーを使用することで少しずつ歯を動かしていきます。
このとき、理想的な歯列からはずれている歯には相対的に強い力がかかることになるため、痛みを強く感じることがあります。
矯正装置をつけた直後や通院後の3〜7日間に集中していますが、これは歯が動くことによる痛みであり、正常な反応です。
この間は、硬い食べものを力強く噛むのは難しいかもしれませんが、治療が進むと痛みの程度や期間は徐々に減少し、ほとんど気にならなくなるのでご安心ください。

 

【発音に対する不安】

装置をつけることによって発音がどうなるか気にされる方も多いようです。
歯の表側につける矯正装置の場合は、発音にあまり影響は出ません。
しかし、歯の裏側に装置をつけたり、治療終了後の歯並びの後戻りを防ぐ保定装置(リテーナー)をつけたりすると、始めのうちは舌を歯の裏側につけて出す「サ行」や「タ行」、特に英語では「Th」などの音が出しにくくなります。
ただし、これはほとんどの場合、1〜2週間も経てば慣れてきて、普通の発音ができるようになります。

 

【​食事に対する不安】

最後に食事についてです。
装置をつけた直後は、柔らかめのものを中心に、食べものを小さく切ってゆっくりと食べられるよう協力してあげてください。
装置に慣れて歯の痛みがなくなれば、ほとんどのメニューは問題ありません。

あえて避けたほうが無難なものを挙げるとすると
・粘着製のあるガムやキャラメル
・お餅など
・硬いお煎餅
・氷
・スルメ
・フランスパン
などです。

ただし、これらも患者さまの中には「特に問題なく食べている」という方もいらっしゃるので個人差があります。

また、ブラケットとワイヤーをとめる「エラスティックモジュール」や歯を移動させるための「エラスティックパワーチェーン」という歯科材料は通常透明なので、食べものによっては着色してしまいます。
そのため、カレーなど色の濃い食べものは通院の前日(通院の際、モジュールを取り替えるため)に食べるという方もいらっしゃいます。
ほかにも、カレー、ハヤシライス、ケチャップライス、トマトソースやデミグラスソース系の煮こみ料理、トマトソース系のパスタなどは着色しやすいので、着色を気にされる場合は避けてあげてください。

【​最後に…】

矯正治療は決して楽な治療ではありません。
しかし、苦労した分もしくはそれ以上、やってよかったと思えるような結果が必ずついてくるのは確かです。
好きなものを美味しく食べられて、楽しいときに思い切り笑える、そんな素敵な人生を送るための第一歩をぜひ踏み出してください。

虫歯にならないためには

こうざき歯列矯正クリニック院長の神崎です。

矯正治療で機能的かつ美しい歯並びになったとしても、虫歯だらけになってしまってはせっかくの努力も水の泡です。

では、虫歯にならないためには、いったいどんな工夫ができるでしょうか。

 

【工夫その1】

 ”虫歯の原因” の1つ ”プラーク(歯垢)=細菌の塊” の中に虫歯の原因菌であるミュータンス菌がいます。
ミュータンス菌を減らす方法はなんだと思いますか?
考えてみてください。
皆さんが毎日ご飯を食べた後にする歯磨きです!

歯磨きのポイントはズバリ3つ。

①手鏡を見ながら磨く
洗面所の鏡ではなく”手鏡” を使いながら行いましょう。
洗面所の鏡は動きません。
したがって自分が顔を近づけなければ口の中はよく見えません。
しかし、手鏡ならどうでしょう?
手鏡を近づけることで口の中もよく見えます。

②1か所15回磨く
歯についた汚れは10回未満ではなかなか落ちません。
15回磨くことで汚れも落ち、ツルツルになります。

③磨く順番を決める
皆さんいつもどこから磨いていますか?
何となくあっちを磨いて〜こっちを磨いて〜
…なんてことはないでしょうか?
磨き残しをなくすには、まずは自分でどこから磨くか ”順番” を決めることが大切です。

《今日からできる歯磨きの3つのポイント》
❶手鏡を見ながら磨く
❷1か所15回磨く
❸磨く順番を決める

 

【工夫その2】

次は ”糖質” についてです。
糖質は、お菓子などに含まれる人工のお砂糖のことだけではなく、ご飯や牛乳、果物などの自然の糖分、実に多くの食べ物の中に含まれています。
虫歯の原因菌であるミュータンス菌と糖質がどう関係しているのか、虫歯のでき方について説明します。

①ミュータンス菌が、糖質をエサにしてネバネバしたグルカンという物質をつくり、歯にくっついてプラーク(歯垢)になる

②プラークの中で菌は増殖し、糖分をエサに歯を溶かす酸を作り出す

③酸によって、エナメル質の表面からカルシウムやリンなどミネラル成分が溶け出し、歯に穴があいていく(虫歯)

糖質はミュータンス菌のエサです。
だからといって私たちは糖質を摂らないわけにはいきません。
糖質の摂り方を工夫するには、どうしたら良いか考えてみましょう。

①おやつの選択
おやつにも、虫歯になりやすいおやつ と 虫歯になりにくいおやつがあります。

✖︎キャラメル、飴、ソフトキャンディなど
(砂糖を多く含んでいて、口の中にいる時間が長いため、歯が溶ける時間も長い)
✖︎チョコレート、クッキー、ケーキ、菓子パンなど
(砂糖を多く含んでいて、歯にくっついて残りやすい)
△プリン、ゼリー、ヨーグルト、アイスクリームなど
(砂糖を多く含んでいるが、口の中に残りにくいため、✖︎のものよりも歯が溶ける時間が短い)
△果物、せんべいなど
(自然の糖分で、食べかすも残りにくい)

おやつも特徴を理解し、選択して食べれば虫歯になるリスクが少し下がります。
でもどんなおやつでも、食べたら必ず歯磨きしましょう。

②飲み物の選択
チョコレートなど虫歯になりやすいおやつを食べるときは、一緒に飲む飲み物を工夫します。
具体的に、どうしたらいいかというと…

水やお茶(緑茶、麦茶)など “無糖” の飲み物
(見た目は透明な水でも、味の付いたものもあるので注意)
△× 牛乳や100%フルーツジュースなど
(人工の砂糖は入っていなくても、自然の糖分が入っているため注意)
× スポーツドリンク、乳酸飲料
(とてもたくさん砂糖が入っているため注意)

もう一つ、注意が必要な飲み物は炭酸です。
ミュータンス菌が作り出すもの”酸”。
炭酸もその名の通り”酸”が入っています。
口の中が酸性に傾くことで虫歯になりやすい環境が出来てしまうため、無糖の炭酸水も注意が必要なのです。

もちろんジュース類を絶対に飲んではいけないという訳ではありません。
飲んだ後に歯磨きをすればOKです。
歯磨きが難しい時は水で強めに“うがい” をするだけでも違います。

 

③食事は規則正しく決まった時間に
食事は“規則正しく決まった時間に食べる”ということが重要です。

私たちがご飯を食べると、糖質をエサにミュータンス菌が活発に活動します。
口の中のpHも酸性に傾き、歯のミネラル成分が溶け出している状態になります。
でも安心してください。
ずっと溶け続けているわけではありません。
口の中には “唾液” がありますよね。
唾液の働きには酸を中和し、溶け出してしまったミネラル成分を元に戻す働きがあるのです。
しかし、唾液が一生懸命働いても、私たちがダラダラ飲んだり食べたりしていては、中和する前にまた酸性に傾き、口の中はずっと酸性になってしまいます。
これは、虫歯になりやすい環境を自ら作り出していることになり、非常に危険です。
食事は決まった時間に食べ、おやつも決まった時間に食べましょう。
おやつやジュースもダラダラ食べるなんてことはNGです。

《今日からできる食事の3つのポイント》
❶おやつの選択
❷飲み物の選択
❸食事は規則正しく決まった時間に

 

【工夫その3】

ある兄弟のお話です。

同じ食生活をして、同じように歯磨きをしていても、一人は虫歯になったことがないのに対し、もう一人は虫歯がたくさんあります。
この二人の違いは何でしょう。

答えは、”歯の質” です。

歯の質は個人差があり、もともと “強い人”もいれば“弱い人”もいます。
やはり、“弱い人”は虫歯になりやすいです。
弱い人も強い人も虫歯予防のために、ある『アイテム』を毎日使って歯の質を強くしましょう。
その『アイテム』とは…『フッ素』です!
フッ素という言葉は、耳にしたことがある人が多いと思います。多くの歯磨き粉にも含まれていますよね。
フッ素を活用して虫歯予防をしましょう。

フッ素の主な役割
・歯を強くする
・初期虫歯を再石灰化する
・虫歯の原因菌を抑制する

歯科医院でフッ素を塗ってもらったことがある方も多いのではないでしょうか?
歯科医院で定期的に塗るフッ素はとても高濃度で、塗った ”直後” は効果も高いです。
しかし、フッ素の弱点として ”水に溶けやすい” 性質があるため、効果はどんどん無くなってしまいます。
そしてこのタイプのフッ素は、高濃度のため頻繁には塗れません。
定期的に歯科医院で塗る必要があります。

そこで当院では、”毎日使える濃度” のフッ素でぶくぶくうがいをして頂くことを推奨しています。
低濃度であるからこそ、毎日使えて、”効果を維持し続ける” ことが出来ます。

《今日からできるフッ素のブクブクうがい》
使う道具はこちら!
・専用のボトル
・ミラノール(フッ素の粉)
・水道水

~液の作り方~
専用のボトルにミラノール(1袋)を入れる

水道水を ”200” のメモリまで入れる


よく振る(完成)

~うがいの方法~
キャップの ”5” のメモリまで液を出す


全て口に含み、上に10回ブクブク、下に10回ブクブク、左右もそれぞれ10回ずつブクブクの計40回ブクブクうがいをする

吐き出した後、30分間は飲食やうがいは禁止!(ツバを吐き出すのはOK)

フッ素のうがいは1日1回行いましょう
タイミングは夜の歯磨き後がオススメです。

矯正治療中はもちろん、矯正治療後も、ずっと虫歯を作らないように、歯磨き・食事の工夫・フッ素のうがいを行ないましょう。

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